結論から言うと、健康保険傷病手当金支給申請書は全4ページのうち、本人が記入するのは1・2ページ目の「被保険者記入用」のみです。3ページ目は会社、4ページ目は医師が記入します。この記事では、本人記入欄で間違えやすいポイントを中心に解説します。
記号・番号は「資格情報のお知らせ」の記載を使う
被保険者記入欄の記号・番号は、健康保険証や「資格情報のお知らせ」に記載されているものを記入します。退職後に申請する場合は、退職前に使っていた記号・番号を記入します。マイナンバーは、記号・番号が不明な場合にのみ記入する欄で、記入した場合は本人確認書類(身元確認・番号確認それぞれ1点)の添付が必要になります。
出典: 全国健康保険協会 健康保険傷病手当金支給申請書|申請書申請期間は「待期完成の初日」から記入する
初めて傷病手当金を申請する場合、申請期間(療養のために休んだ期間)は待期完成(連続する3日間休んだ日)の初日から記入します。申請期間は暦で3か月以内とされているため、3か月を超える場合は申請書を分けて申請します。仕事の内容は「経理担当事務」「自動車組立」など具体的に記入し、法人の役員である場合は「法人役員」と記入します。
傷病名は医師の記入欄と一致しているか確認する
申請する傷病名が、4ページ目の療養担当者記入欄に記入されている傷病名と同じ場合は、2ページ目の該当欄にチェックを入れます。傷病名が異なる場合は、その傷病について改めて医師の証明を受ける必要があります。労災や第三者行為(交通事故等)に関する設問もあるため、心当たりがある場合は正直に回答することが求められます。
訂正するときは塗りつぶして欄外に書き直す
記入を間違えた場合は、修正液等は使わず、訂正箇所を読み取れないように塗りつぶしたうえで、欄外に正しい内容を記入するルールになっています。楷書で枠内に丁寧に記入することも案内されており、生年月日や日付が1桁の場合は左のマスを0で埋めます。
出典: 全国健康保険協会 健康保険傷病手当金支給申請書|申請書迷ったら「記入の手引き」「記入例」を見る
協会けんぽの申請書ページでは、申請書本体のほかに「記入の手引き」と実際の記入例が公開されています。どの欄に何を書けばよいか迷ったときは、自己流で埋めるより先にこれらの資料を確認したほうが、書き直しの手間を減らせます。
まとめ
自分の場合の支給見込み額を知りたい方は、傷病手当金シミュレーターで、待期期間を含めて試算できます。
本計算は参考情報です。実際の支給額は標準報酬月額の等級区分・給与の支払い状況・休業期間の実績等により、全国健康保険協会(協会けんぽ)またはご加入の健康保険組合の決定額と異なる場合があります。健康保険組合によっては、法定給付に上乗せする独自の付加給付制度があり、実際の受給額が本計算より高くなる場合があります。国民健康保険の加入者は原則として傷病手当金の対象外です(自治体の条例による任意給付を除く)。最新の制度内容は全国健康保険協会・ご加入の健康保険組合にご確認ください。